愛と銃と。


あたしの1日は120円かよ。

ああ!!

確かにその日は暇だけど?

なんか腹立つ…!!


「祭りあるだろ?だから行かねぇかな?って」

「行かねぇかな?じゃなくて来い。の間違いでしょ」

「まあな」


陽翔はまたニカッと笑みをこぼした。

その笑顔は本当に卑怯だ。


「行ってあげても、いい、わよ」


あたしは陽翔から目線を逸らして呟いた。


そう。

どうせ暇だから。


それだけの理由。


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