愛と銃と。
コツンっ…。
コツン?
あたしの部屋は2階だというのに
窓に何か当たったような音がした。
おいおい。
嫌がらせとかなら面倒だから。
他でやってくんないかな。
とは思いながらも
ベッドから勢いつけて体を起こし
窓をそっと開けてみる。
「有能あげはーっ!お前は完全に包囲されているーっ!!」
いや、されてないから。
包囲の意味わかってんのか。
とか思いながら突っ込んでおく。
窓から見て、そこにいた人物。
何やらとても楽しそうに
叫んでらっしゃりやがってる。
もう言わずと彼が誰か。
そんなことはわかるだろう。
あたしの周りにこんな
馬鹿なことをやる人物なんて
そうそういない。
いや、多数いてもらったら困る。