愛と銃と。


コツンっ…。


コツン?

あたしの部屋は2階だというのに
窓に何か当たったような音がした。


おいおい。

嫌がらせとかなら面倒だから。

他でやってくんないかな。


とは思いながらも
ベッドから勢いつけて体を起こし
窓をそっと開けてみる。


「有能あげはーっ!お前は完全に包囲されているーっ!!」


いや、されてないから。

包囲の意味わかってんのか。


とか思いながら突っ込んでおく。


窓から見て、そこにいた人物。

何やらとても楽しそうに
叫んでらっしゃりやがってる。


もう言わずと彼が誰か。

そんなことはわかるだろう。


あたしの周りにこんな
馬鹿なことをやる人物なんて
そうそういない。

いや、多数いてもらったら困る。
< 82 / 179 >

この作品をシェア

pagetop