愛と銃と。
\約束
次の日が、来てしまった。
眩しいほどに太陽の日差しが
窓から差し込んでいる。
陽翔の笑顔を思い出す。
彼奴の顔思い出したら
なんか、腹立たしくなってきたし。
目覚めの悪い朝だ。
なんつーことだよ。
あたしは冷房が効いているであろう
涼しいリビングへと
おぼつかない足で向かう。
リビングの扉を開けると…
ヘブンーっ!!
「あげは、今日起きるの早いじゃない」
お母さんがキッチンで
朝食の用意をしていた。
「なんか目が覚めた」
「珍しいこともあるもんね」
お母さんは適当にそう言うと
鼻歌を歌いだした。
こちらも珍しく今日はどうやら上機嫌らしい。
面倒じゃなくて助かるからいいけど。