犬愛
「桜井か??」
「・・・うん・・・岡崎・・君・・怖いよ・・」
“ドーン!!!”
「きゃっっ」
どうやら桜井は、雷が怖いみたいだ。
赤ちゃんかよっ。
「桜井。どこにおる?」
「カーテンに包まってる・・・」
「今行くから。待ってて。」
机にあたりながらもカーテンのほうに向かう。
「おい。出てこいよ。」
“ぎゅっっ”
カーテンの開く音が聞こえると思ったら、俺の腹に飛びついた桜井。
「怖かったな。もう俺いるし大丈夫だから。」
「うん・・ありがとぉ。」
こんなに泣くぐらい怖かったんだな。