秘め事
*****


お昼前に目を覚ますと、もう横に聖也の姿はなかった。


私も早く準備して今日のパーティーにいるもの揃えなきゃ。



「…メモ?」



リビングのテーブルの上にジュエリーボックスとメモ用紙が置かれていた。



愛莉へ


ヘアメイクは友達のお店を予約しているから、17時に地図に書いてある場所まで行ってほしい。

ドレスと靴もそこに預けてる。

愛莉はメモと一緒に置いてあるアクセサリーを持って来てくれればいいから。

終わったらお店で待っててくれ。

それじゃあ、後で。


聖也



ジュエリーボックスを開けると、スワロフスキーで作られたオーロラとピンクを使ったネックレスとピアスが入っていた。


「凄い…綺麗……」



まさか聖也が準備してくれるとは思っていなかったから驚いた。






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