秘め事
「相変わらず意味分かんないわがままプーだねッッ!!」

『はぁ!?わがままプーってなんだよッッ!!』

「本当のことでしょ!!ご飯にケチつけるし、いい歳して病院に行きたがらないし翔平君に当たるし完璧わがままプーでしょッッ!?」



このヤロー…言わせておけば……。



『お前こそいい歳して掃除はろくにできねぇし、卵焼きの1つも作れなかったじゃねぇかよ!!』

「やったことなかったんだからしょうがないじゃない!!だから私ちゃんと料理教室通って頑張ってたんじゃないのッッ!!」

『…は?』

「…え?」



段々料理が上手くなってきてんのは慣れてきたからだとばっかり思ってた。


まさか料理教室に通ってたなんてな…。


愛莉は恥ずかしかったのか、みるみるうちに顔が赤くなっていく。


俺は嬉しくて顔がゆるんじまう。






< 145 / 166 >

この作品をシェア

pagetop