秘め事
*****
今日は実家に来ている。
今日は楓君の誕生日だからみんなでお祝い。
毎回私が一番乗りで家に着く。
「遅いよ~」
『ごめんよ、渋滞にはまってしまったんだ』
「じゃあしょうがない」
私の言葉にお父さんもお母さんも笑みを零す。
ここまで仲良くなったのは本当につい最近。
私の存在を世間に公表してからは、家族で過ごすことは増えたが、恥ずかしいくらいぎくしゃくしていた。
「あっ!楓君の車だ!!お父さんとお母さんもこれ持って!!」
「こんなものまで準備したの?」
「いつも何か物足りないなって思ってたの」
私たちはクラッカーを手に持ち、楓君がドアを開けて入ってくるのを待ち構えた。
今から悪戯をするような感覚で凄くワクワクした。
ドアが開いた瞬間私たちはいっせいにクラッカーを鳴らした。
「「『お誕生日おめでとうっ!!』」」
ハトが豆鉄砲でも食らったような顔をして固まってしまった楓君。
「ブッッ!!」
その顔があまりにもおかしくて、私は我慢できずに吹き出してしまった。
今日は実家に来ている。
今日は楓君の誕生日だからみんなでお祝い。
毎回私が一番乗りで家に着く。
「遅いよ~」
『ごめんよ、渋滞にはまってしまったんだ』
「じゃあしょうがない」
私の言葉にお父さんもお母さんも笑みを零す。
ここまで仲良くなったのは本当につい最近。
私の存在を世間に公表してからは、家族で過ごすことは増えたが、恥ずかしいくらいぎくしゃくしていた。
「あっ!楓君の車だ!!お父さんとお母さんもこれ持って!!」
「こんなものまで準備したの?」
「いつも何か物足りないなって思ってたの」
私たちはクラッカーを手に持ち、楓君がドアを開けて入ってくるのを待ち構えた。
今から悪戯をするような感覚で凄くワクワクした。
ドアが開いた瞬間私たちはいっせいにクラッカーを鳴らした。
「「『お誕生日おめでとうっ!!』」」
ハトが豆鉄砲でも食らったような顔をして固まってしまった楓君。
「ブッッ!!」
その顔があまりにもおかしくて、私は我慢できずに吹き出してしまった。