秘め事
みんな信じられないという顔で私の顔を見る。


どうとったらいいんだろ…。



『愛莉ちゃんって…変わってるね』

「え!?何で!?」

『だってこんなに周りに有名な人が集まってんのに、当の本人は全く知らないんでしょ!?普通は芸能人と知り合って自慢したいっていう子ばっかりなのに』

「元々興味ないし、ちゃんとその人の人間性を見たいから。だから、みんなのこともアイドルっていうより、弟みたいに思ってるよ」

『愛莉ちゃん、佐伯さんなんて止めて僕と付き合ってよ』

『『『「はっ!?」』』』



ルイ君の発言にみんなビックリ。


いきなり何言い出すかなぁ…。



「基本彼氏は作らない主義なのぉ~」

『えぇ~!!でも佐伯さんと付き合ってるじゃん!!』

「聖也だから…かな。まぁ、ある意味彼だけが特別かな」



みんな頭に?マークをを浮かべて考えてるみたい。


こんなこと言われても分かんないか。



「じゃ、私そろそろ行くね」



私は部屋からキャリーバッグを持って、みんなのいるリビングを後にした。





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