【新撰組】想い人はあなた。
何者かによって殺された。
確か…何か羽織もようなものを着ていたような…
あまり、覚えておらず、気がついたら桂さんの元で働いていた。
「わかりましてた。では、早速準備をしてまいります。」
「今日、ここを出なさい。」
「………わかりました。」
「がんばるんだよ。」
と言って桂さんは私の頭を撫でた。
「ではいってきます。」
「あぁ。いってらっしゃい。」
私は長州藩邸を出た。
そういえば…金も飯ももらっていない…
まぁいいか。
水は持ってきたし…
水で事足りるといいのだが…
………その考えが甘かった。
「はぁ…っ…はぁ…」
後もう少しで屯所だ…
目が眩んで…あまり前が見えない…