追いかけっこ(仮)


「華恋?」

「ぇ、あー、うん。
じゃあ、放課後ね。」


私はニコッと笑みを貼り付けて、そう返事した。





















……大丈夫。





私は怪盗Vだもの。





仕事は完璧。


私の計画の一寸も違わない仕事をしてあげる。




















私はもう一度、
龍樹に自信に満ち足りた顔で笑った。


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