追いかけっこ(仮)


コンコン。


「はい。」

「華恋です。」

「華恋!!!!
入りなさい!!!!」


私はガチャ。と部屋のドアを開けた。


「華恋!!」


私を見るなり、目を輝かせる風音。
私は風音のベッドのそばまで近づいた。


「会いたかったわ。」

「……。」


私はどこを見るわけでもなく、
ボーッとどこかを見ていた。


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