追いかけっこ(仮)


「知りすぎだろ。」

「そうかもね。
でも鬼の情報は多ければ多いほどいいのよ。
……多分。」

「多分かよ。」


伊次くんがクスッと笑って、腰をおろした。


「疲れた。」

「明日、筋肉痛かもねっ。」

「あぁ……。」


私も、伊次くんのそばで
ストンと腰をおろした。


「昨日思ったんだけどさ。」

「ん?」

「その眼鏡って、特注??」


この眼鏡……?


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