何よりも君が愛しくて…
第二章
怒りと別れ
「みづッ…「あ、5組行かなきゃ…」
まただ。
これでもう3回目。
完璧避けられてる。
もう2週間もちゃんと喋ってねぇ…
「来斗くぅん?」
美月…?
違うってわかってるはずなのに、少し期待して振り向く。
「藍沢(アイザワ)……」
いつもキャーキャー言ってるギャル軍団の一人だった。
多分あの女子軍団のリーダーみたいなやつだと思う。
女子みんなはコイツに恐れてるって聞いたことがある。