何よりも君が愛しくて…



「今度ちゃんと話しろよな」

「おう。朔哉……ありがとな」

「どういたしまして。手のかかる親友ですこと。」


そんな冗談を言って笑う俺ら。
笑いが消え、静まり返る部屋に、着信音が響く。


「びっくりした……こんな夜中に誰だよ……」


俺の携帯からだ、とわかると俺は携帯を手に取り開く。
眩し過ぎる携帯の光に目を細めた。

……健?
こんな時間にどしたんだ?


< 80 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop