何よりも君が愛しくて…



「美月、ずっといじめられてて辛かったんだろうな…」


健は静かにそう呟いた。
なんで気づいてあげられなかったんだろ…そう頭を抱えた。

そうだ……俺達は美月の痛みに気づいてあげられなかった…
それに、俺はそれ以上に美月を傷つけた。


「謝って済む問題じゃないけど、美月が目覚めたら謝ろう」

「うん…」


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