何よりも君が愛しくて…
「昔の記憶はあるんだけど、最近の記憶は覚えてない。
美月自身は小1なんだって。
それで美月な、小2のときに親に捨てられたらしくて…
先にいた人が今のお母さん。後から着た人が前のお母さん。
前が橘で、今が美月。
それくらいかな、俺が知ってるのは」
親に捨てられた……?
「どういうことなんだよ!」
「俺にもわかんねぇよ!!」
もうどうしたらいいのか、わかんねぇよ……
そのとき、俺達の目の前に、美月のお母さんがくる。