空色のキモチ
城北高校はスポーツも盛んだが、頭もいい。




いわゆる文武両道。




通うには少し遠いけど、クラスから私の他にも何人か城北に希望しているらしい。



松葉杖を使い教室の移動しながら志帆と話をしていると…




「宮沢も城北を受験するみたい。私も行きたいけど先生に難しいって言われちゃった。」

悲しげに言っていた。






私は志帆に何て言ってあげればいいんだろう?




その場限りの慰めなんか出来なかった。


そんなの志帆に対して失礼だし…





背中をポンポンって叩いてあげたいけど…


松葉杖で両手塞がってるし!!




ダメダメじゃん。





この不自由な状態、やだな。早く治ってほしい。
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