空色のキモチ
今日は志帆が委員会のため先に帰る。



部活もテスト前は活動停止。



一人で歩いてたら、宮沢が荷物を持ってくれた。



「城北受けるんだって?」

「ぎりぎりだけどなー。伊原先輩と一緒にサッカーやりたいからさっ!先輩、元気にしてる?」


「元気そうだよ。練習もキツイって。」


「全国大会行くくらいだからなー」





城北のサッカー部は有名。


祐樹先輩にもファンが結構いる。



先輩は何も言わないけれど告白されるのも多い。






一度だけ、見てしまった告白現場。




自分の心に醜い黒い感情が渦巻いた。





嫉妬??

ヤキモチ??






彼女としての余裕もなくなりそうになる。
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