空色のキモチ
一番気にいったのは
シルバーのリング。



高くて買えなかったけど…




ベンチに座り烏龍茶を飲みながら休んでたら…





「羽柴ぁ何やってんの?」



声の主は宮沢だった。




宮沢は妹の付き添いで街に来ていたらしく、松葉杖の私を見つけたみたい。



妹は雑貨屋で買い物中。




横に座って私の烏龍茶を勝手に飲んでた。




妹が店から出るまで話して過ごす。



私服姿の宮沢は制服の時と違って落ち着いた雰囲気。


「宮沢って意外にオシャレだね。」


「意外には余計だよ。羽柴はイメージ通りだな。」


「どんなイメージなの?」

「シンプル。カッコイイ服装をしてそうな感じ。ヒラヒラしたスカートとか似合わなそう。」


「そんな事ないもん!多分…」



「嘘。女の子らしい格好したら可愛すぎて惚れ直しちゃう。」



「そんな恥ずかしい事、サラっと言わないでよ!!」


宮沢の言葉にドキッとしてしまう。









遠くに、祐樹先輩らしき姿が見えた。





隣には





知らない女の人。。。
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