空色のキモチ
先輩と目が合う。




その時、宮沢の妹が店から出てきた。



「じゃあな羽柴!」



宮沢に手を振る私は歪んだ表情だったかも…





先輩と距離が近付く。





女の人は、先輩の何?


友達…?




でも、二人共私服姿。




部活だって言ったじゃん。その後、用事があるって…



表情を曇らす私。





女の人が話しかける。


「凜ちゃんだよね?覚えてるかな?深里です。」





ええ!?深里さん??



だって全然違うよ?




髪も短いし太ってるし…




「祐樹君、ずっと美月のお見舞いに行かないから無理矢理連れてきたの。ごめんね。約束してたんでしょ?」





「全然約束なんかしてないですよ。今日は私も用事あったんで。」



ちょっとイヤな言い方だったかもしれない。



だけど、昨日言ってくれてもよかったのに…



黙っている方が余計に




傷つくんだよ。
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