空色のキモチ
病室に戻って美月さんの様子を見ていた。



意識もはっきりとしている。




美月さんの側に立っていた私。


あっ、目が合った。




何て声をかければいいんだろう…





「祐樹先輩から話を聞いてから、時々美月さんのお見舞いに来てたんです。」







美月さんがゆっくりと

「ありがとう」

って言ってくれた。





そして、何かを言おうとした時…





美月さんの家族が病室に入って来ていた。



友達もたくさん来ていたので、廊下の離れたとこへと移動する。







ズキズキズキズキ…



何か足が痛いかも…


さっき走っちゃったからなぁ?




先輩と深里さんも病室に向かって来た。



深里さんには先に病室へ行くように言って、

先輩は私のとこに駆け寄る。





目が赤かった。





先輩は周りに人がいたのに




私を抱きしめた。
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