空色のキモチ
先輩の腕の中は温かい。




周りから冷やかしの声。



人前で恥ずかしいよー。



先輩の目が熱くなってる。

「美月のとこに行くけど待ってて?」


病室に入って行く先輩。




廊下にいるのは恥ずかしかった…





ズキズキズキズキ…




深里さんが病室から出てきた。



私を見るなり、


「凜ちゃん?何か顔色悪いみたいだけど…」

心配そうに言う。





深里さんに、足が痛むから担当の医師のとこに行くって事を先輩に伝えてもらうように頼んだ。








足を引きずりながら診察室へと向かう。
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