空色のキモチ
先輩は今年こそは国体と選手権優勝を目標に頑張っていた。





祐樹君はサッカーのテクニックもかなりあり一際目立つ。




炎天下でも、汗だくになりながら練習の日々。




私も学校での補習の後に、高校まで見に行った。



深里さんが日影にあるベンチへと手招きしてくれて、いつもそこから見ている。




「『先輩』じゃなく『祐樹君』って呼んで」って言われたけど、つい先輩って呼んでしまう私。




「日比谷くーん、がんばってー!」

フェンスの向こうから黄色い声援。



祐樹君のファンがたくさんいる事を改めて知る。
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