空色のキモチ
祐樹君は私ん家に寄る時はまずシャワーを浴びる。



汗だくだもんなぁ。




私の親は帰りが遅いから夕食は私が作っている。


祐樹君が家に来るのを、むしろ喜んでいた。



今日はハンバーグ。


私が料理をしてる時、祐樹君はソファでくつろいでたり、子供のように私の後ろをついてまわってる。



玉葱のみじん切りで泣いてたら、びっくりしてた。



「凜?どうした?」


「玉葱が目にしみたー。痛いよぉ」


ホッと胸を撫で下ろし、



私をギュッってする。



「びっくりさせんなよー」


涙目の私。





「そんな潤んだ目で見られるとチューしたくなるだろぉ」



「じゃあ、チューして?」


「後で。いっぱいチューしてやるよ。」



少しにやけながら祐樹君が言う。
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