空色のキモチ
祐樹君が私の横に座った。



志帆と宮沢が目を丸くして私を見ている。




「初めまして。日比谷祐樹です。凜からいつも二人の事聞いてるよ。これからも凜と仲良くしてやって。」


祐樹君の爽やかなあいさつと笑顔に志帆が赤くなってた。




宮沢は、


「マジで?城北の日比谷祐樹サン?超有名人じゃん。俺も日比谷サンのプレイのファンなんだー」

目が輝いてた。



祐樹君はサッカーの個人技能は高校生では断トツ。


宮沢も憧れてたらしい。




「ちょっと彼女連れてくね。」

祐樹君が私の手を引いて席を離れた。





自習室を出てすぐにドリンクコーナーがある。




「驚かせてゴメン。凜の友達に、会ってみたかったのもあるけど…。凜を一目見たかったんだ。」
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