空色のキモチ

夏の終わり

夏休みも後半…




城北は去年の雪辱をはらせず、準優勝に終わる。


国体から帰ってきた時は、すごく落ち込んでて何も言えなかった・・・



祐樹君の頭を抱っこして慰める事しか出来なかった。





でもすぐに気持ちを切り替えてた。

誰よりも落ち込んでたけど、誰よりも気持ちの切り替えが早い。



ある意味尊敬しちゃう。





二人で神社の夏祭りに行った。


夏休み中はデートらしいデートもなかったから、楽しみにしていた。




浴衣を着て二人で手を繋いで歩く。




それだけで嬉しかった。






「凜の浴衣姿スゲー色っぽい。」

祐樹君は喜んでくれた。


私を見る目もいつもに増して優しい…




祐樹君に見られるだけで、ドキドキしちゃうなんて
変かな…





彼女なのに。。。




もう一度片思いをしているような感じ…





「祐樹君、好き。」







「俺も。大好き。」
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