空色のキモチ
その様子を笑いながら少し離れて見ていた。



人込みの波に呑まれる。



わっ!祐樹君とはぐれちゃった…







どうしよう・・・





人にぶつかり足元がフラつく私。。。




その時、私の肩を抱く腕。






あっち君だった。





「大丈夫か?」



「あっちゃんありがとう。」



「先輩達とはぐれちゃったなぁ」

キョロキョロして探してる。私の肩を抱いたまま…



「団体で来てるからそのうち見つかるだろうけど…」

困った顔してた。


携帯も繋がらない。
騒がしいから気付かないのかな…



あっち君はたい焼きと小さいリンゴアメを持っていた。



「食べる?」



「いいの?」




「先輩に頼まれてたくさん買ったし1コや2コくらい平気だって。」


ニヤッと笑ってる。

子供の頃にやったつまみ食いする時の顔してた。
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