空色のキモチ
「カスッただけなのがむなしいけどな。びっくりしただけだったよ。」


「怒ってる?」


「うん。」



どうしよう。。。
怒らせちゃった…



あっち君は笑って、
「嘘。怒ってなんかないよ。ただ…」


「ただ…?」


「ちゃんとキスしたかったなぁってさ…ハハハ」


カラ笑いするあっち君。






私は自転車を降りて、






私からあっち君に







キスをした。





「凜?」



「ごめんね。あっちゃんのファーストキス奪っちゃって…」



「っていうか、お前、先輩の彼女なのに…」

あっち君が動揺してた。



「だってあんなファーストキスじゃ悲しすぎるよ。だから…」

俯いてしまった。



「別にそんな気にしなくたって…俺の事なんか…」






「え…と、サンキューな。」


照れながらお礼するあっち君。
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