空色のキモチ
あっち君には、ずっと前から聞きたい事があった。




何で祐樹君を殴ったのか…



祐樹君は詳しくは言ってくれなかったから…


ずっと気になっていた。




聞こうと思ったけど、家に着いてしまった。




部屋では、祐樹君が赤い顔してぐっすり寝ていた。




「やっぱり寝ちゃったかぁ」
あっち君が言う。




「祐樹君?起きれる?」


体をトントン叩いたけど、
全然起きそうにない。



祐樹君の寝顔は子供みたいにかわいい。





「明日は部活は休みだし、今夜は俺ん家に泊めるよ。」

あっち君のベットを祐樹君が占領しちゃってるし…




「うん。お願いします。」
そして部屋を出た。





「凜、ちょっといい?」


祐樹君を起こさないようにコソッと言って、

あっち君が空き部屋へと手招きする。



「何?」


部屋に入る。



「家に入る前に何か言いたそうにしてたから、気になった。」
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