空色のキモチ
運動会当日。



本日も快晴なり。




私は日焼け止めを塗り、ダンス以外は見学してる。



足はやっと完治して、運動のOKも出ていた。

だけど見学っていうのも、つまんない。





日影に移動して徒競走を見ていた。




志帆が走ってた。



ゴールの後…


あれ??
なんか足引きずってる?




急いで志帆のトコに行った。どうやら捻挫したっぽい。



「志帆大丈夫?」
心配で声をかけた。



志帆は痛みで顔を歪ませながら、

「思いきりひねっちゃったよ。リレーで走れるかなぁ」


足は赤く腫れ上がってる。




宮沢が突然、

「羽柴、代わりに出られない?」



えぇー!?
私??


全力疾走はどうかな…
筋力落ちてるんですけど…


「超ー遅いよ?いいの?」


いきなり走る事になって、急に緊張し始める。


「りっちゃん大丈夫なの?」
志帆が言う。



「どうにかなるんじゃないかな?完治してるし。」




気持ちと裏腹な事を言って志帆を安心させてた。
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