空色のキモチ
ちょっとだけ休ませてって言って家に入ろうとしたら、

お母さんが玄関を開けた。


「おかえり。ちょっと買い物に行ってくるね。
お友達?」



「足が痛くて…送ってくれたんだ。宮沢翔君。」


「こんにちは。おじゃまします。」


「凜を送ってくれてありがとう。宮沢君、ゆっくりしてってね。」



ニコッと笑って、買い物に行った。



「羽柴そっくり…。美人のお母さんだな。」


「それは私も美人って事?嬉しいな。」


おどけながら、麦茶を渡した。


宮沢はハハハって少し笑い、麦茶を一気飲みしている。


「お前走るのスゲー速いんだったな。ケガが治ったばっかなのに…びっくりした。」


「これでも負けず嫌いだからね〜」



麦茶を飲んで話をしてた。



宮沢が帰ろうと玄関に向かう時、




いきなりギュッと抱きしめて、

「今日はよく頑張った!」

頭をくしゃくしゃってした。
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