空色のキモチ
「すぐ頭くしゃくしゃにするんだからー」

髪を整えながら文句を言う私。



「じゃあご褒美にチューしようか?」

宮沢が笑って言う。


「いらないよ!」


宮沢ってこんなキャラだった?




「ハハッそろそろ帰るよ。」
玄関を開ける。


「ありがとう。送ってくれて。」


後ろ向きで手だけ挙げて、帰っていった。




シャワーを浴びて、ベットに寝転んだらすぐに寝ていた。






携帯が鳴る。




祐樹君からの電話だった。





「運動会お疲れ!
今日、会えるかなぁ?俺は寂しくて限界だよー」


甘えた声の祐樹君。

こんなかわいい声で言われたら、『会えない』なんて言えないよ。





これから家に来る事になり、ドキドキしながら待っていた。
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