空色のキモチ
「でも、凜と離れたくないよー」

私の頭にあごを乗せて話す。


「私だって、離れたくないけど…でもせっかくのチャンスを逃してほしくないよ。」




祐樹君がギューッと抱きしめる。




「凜は優しいな。大好きだよ。寂しくて辛い想いばかりさせちゃうな…」




それは、お互い様だよ。





祐樹君の側で祐樹君を支えられなくなっちゃう。









いきなり床に倒される。







「でも、凜には俺の事信じて待っててほしい。」




待つって??






「凜が学校を卒業したら・・・結婚しよ…?」






結婚??

目を丸くする私。





だって、





私、中学生だし








結婚なんてまだまだ先の事だと思ってた・・・







「気が早いかな?だけど、この先ずっとつきあっていくんなら俺は早く結婚したい。」
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