空色のキモチ
ほんっとにあっち君に会わない日々が続く。




はぁ〜〜

ため息が出る。



「どうしたの、りっちゃん?」
話しかけてきたのは親友の長谷部志帆だった。



志帆にはあっち君の事を全部話してる。


「あっちゃんに会えなくなって寂しいよ。避けられてるのかなぁ」

泣きそうな声の私。




「幼なじみなんだから気にしないで会いに行けば?先輩はケンカの事、いつまでも引きずらないと思うよ?」


志帆は優しい。
時には厳しい事言ったりするけど…




「学校まで先輩の様子見に行く?」


「それは嫌だなぁ。だってストーカーみたいだよ」


「やっぱ、そうだよねぇ」

机に伏せて顔だけ上げてる私の頭を志帆がヨシヨシって撫でる。
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