空色のキモチ
りっちゃんは幼なじみの伊原先輩にずっと片思いをしていた。



打ち明けてくれたのは、夏休み頃。




いつも、サッカー部を見ていたっけ。



伊原先輩はモテる。



伊原先輩が人気ある理由、私にもわかった。




確かにルックスもいい。


サッカーしてる時は別人のように笑ってる。

子供みたいに無邪気な笑顔。





りっちゃんは、幼なじみで先輩の一番近くにいたのに学校では話す事も出来ない。





「あっちゃん学校だと違う人みたいで、話かけられないんだ…」

一度だけそんな事を寂しそうに言ったのを覚えてる。
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