空色のキモチ
その時・・



バサッと学ランを私の頭にのせられた!


「羽柴ぁ〜これ頼む!!」


声の主は『宮沢翔(かける)』だった。



「もー!頭ボサボサになるじゃん。」

文句を言いつつ、宮沢の学ランを机に置いた。




志帆は
「もしかして宮沢ってさ、りっちゃんに気がある?」って言いだした。



「ないない。宮沢は他のクラスに好きな人がいるって言ってたし。」



宮沢翔は仲のよい男友達。私は宮沢に対して恋愛感情はない。



「そうなの?宮沢ってさりっちゃんにはちょっかい出してるよね。それに実際結構モテるみたいだよ。昨日も告られてたのを見ちゃった。」
志帆が楽しそうに言う。


「へぇ〜。宮沢も黙っていればいい男なんだけど喋るとアホ丸出しだからねー。見た目でモテるのかな?」
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