空色のキモチ
席に座って見学していたら


茶髪で背の高い男の人が、うろうろしてた。



!!!




祐樹君だ。




すぐに声をかけた。




「志帆ちゃんだよね?久しぶり。」

祐樹君の爽やかな笑顔はカッコイイ。



「りっちゃん、私の代わりにリレーに出るから見ていって下さいね。」


足の包帯を指差して言った。



「ケガは大丈夫?でも凜が走るの?」



祐樹君は少し心配そうにりっちゃんを見ていた。



「今日ってさ、凜の誕生日だよね?」



あっ!

確か9/28は誕生日だ。

忘れてた・・・



「そうです。忘れてた…」



「記憶違いだったらどうしようかと思った。凜も何も言わないし、忘れてんのかな。」




確かにりっちゃんは誕生日って忘れてそう。





リレーで走るりっちゃんを見て、祐樹君は感動してた。
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