空色のキモチ
あっち君はいつものように話す。



私に気をつかわせないように…





祐樹君とつきあってて、幸せなはずなのに…


あっち君に会う時は、泣いてばかりだね。





あっち君が好きって言ってくれて、すごく嬉しかった。

私もずっと好きだったから…


だから、優しくされると心がグラグラ揺れ動くよ。




あっち君に甘えてばかりじゃダメ。



「これからは 泣かないようにするね。あっちゃん、ありがとう」



「俺は大丈夫だよ。凜は凜のままでいいんだからさっ」



月の光であっち君の顔が輝いて見えた。
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