空色のキモチ
試合中はずっと声を出しっぱなし。



多分めちゃめちゃ興奮してたと思う。



5−1で城北の勝ち。


初戦からハットトリックをしたあっち君は、
城北の一年生エースとして、取材を受けてた。



「伊原先輩、すごかったな。やっぱ背が高いのは有利だよなー。」

宮沢が感心して言う。



「これからどうするの?」
志帆に聞くと、

「どうしよっか?とりあえず何か食べたい。」

確かにお腹すいた。



帰ろうと出口に向かって歩いてたら、




「凜ちゃん!待って!」

深里さんに呼び止められた。




「キャプテンがここで待っててって。」


「でも、取材とかあるんじゃないですか?」


「私にもわからないけど、学校には戻らないし、ここで解散になるからそんなに時間もかからないと思うよ。」




志帆も宮沢も一緒に待っててくれた。
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