空色のキモチ
うわっ!


毛布を引っ張り出したら、布団も落ちてきたー!




「凜…?何やってんだぁ?」

あっち君が2階からの音に驚いて、上がってきた。



布団に埋もれる私を見て、大笑いするし…




「とろいなぁ〜全く…」


腕を引っ張り布団から救出してくれた。




左薬指の指輪を見てる…



思わず、右手で隠してしまった。



笑ってたあっち君の表情が悲しい顔になっていく。



「帰るよ…」


それだけだった。





胸がズキズキしてる。





でも…どうする事もできないよ。
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