空色のキモチ
冬休みが終わっても祐樹君と会えない日々が続く。



テレビやサッカー雑誌の取材やファンに囲まれたりしている。




周りの祐樹君を見る目がガラっと変わった。






ただ、祐樹君自身は変わらなかった。




毎日、電話もメールもくれる。



抱きあえなくても、心は繋がっていたから、寂しくても大丈夫。





私は受験勉強の追い込みの時期だったから、祐樹君に会えないのも耐える事が出来たのかもしれない。










あっち君とは…




あれ以来




目を合わせなくなっていた。





お互いに





避けてた。








あっち君の優しい笑顔も




私を慰めてくれる低い声も






なくしてしまった。
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