空色のキモチ
胸が針で刺されたようにチクチク痛い。




発作の前触れ・・・




これ以上考えたらダメだ…





目を閉じて気持ちを落ち着かせるようにした。




少し呼吸もおかしい。




「凜…?苦しいのか?」


祐樹君がすぐに私をベットに寝かせた。



祐樹君の吐く息を私に送り込む。





苦しさが楽になった。





「俺には言いたい事も全部言って。我慢したり考え込んだらお前が辛いだけだぞ?」




「こんな発作もうヤダよ。自分の弱さを自覚するばかり…」




私の発作は苦しいのに死ぬ事はない。




『生き地獄』そのものだった。




「弱さじゃないよ。凜は人より少しデリケートなだけなんだよ。」
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