空色のキモチ
祐樹君の引越しは来週。




今度こそ本当に離ればなれ。



お互いに寂しくなる。




「遠距離恋愛かぁ…」
祐樹君が呟く。



想像もつかないつきあい方。
自然消滅もありえなくない。





お互いをどれほど信じ合えるか試されるような物。




ベットに寄り掛かる祐樹君に後ろから抱きつく。




「ん…?」


絡みついた私の腕にアゴを乗せる。






「大好き。離れても大丈夫だよ。私には祐樹君だけ…」
頬にキスをした。






「ありがとう。凜は俺の欲しい言葉をくれるんだな。」



祐樹君が振り向いて






唇にキスしてくれた。
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