空色のキモチ
志帆達がコースターに乗って高い所へとのぼって行くのが見えた。



「あっ!志帆達だ。」


大きく手を振った。
志帆も手を振っていた。




「俺は羽柴にマネージャーやってほしいなぁ…バイトしたい気持ちもわかるけどさっ」


見え隠れする宮沢の気持ち。

だけど祐樹君に会ってから宮沢は本当の気持ちを言わなくなった。



『友達』として仲良くしてくれる。




「やってみたい気持ちはあるんだけどね…実はあっちゃんとケンカじゃないんだけど、少し気まずい感じなんだ…」


「伊原先輩と…?告白でもされた?」



ズバッと言われて顔が熱くなる。


私の赤面顔を見て宮沢が笑いだした。



「おもしれー羽柴。バレバレじゃん!隠し事できねぇ奴だなー」



自分の手で熱くなってる顔を冷やした。



「うるさい!笑うな!」



ギャハハと楽しそうに笑ってる宮沢。



「だーいじょーぶだって!先輩も普通にしてくれるよ。」



宮沢が笑いながら言ってくれた。
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