空色のキモチ
試合は4−2で勝っていた。


中学生の試合とは比べものにならないくらいの迫力とテクニック。



名門なだけにサッカー部員は30人弱もいる。


祐樹先輩はその中でキャプテンでレギュラーって…


すごい人なんだ・・・



試合はそのまま勝って終わった。


深里さんはみんなにタオルや飲み物を渡していた。



祐樹先輩は私を見つけるとすぐに駆け寄った。

「凜ちゃん、来てくれたんだね!ありがとう。」

汗を拭きながら爽やかな笑顔で言う先輩。


不意打ちな笑顔に思わず
ドキンッてなる。



すぐにキャプテンの顔になりみんなに指示をしていた。
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