空色のキモチ
「伊原が告白されてるんだけど、泣いてるみたいでさ。入りにくくて…」



あっち君も相変わらずモテるんだ。
中学ん時も断っては泣かれてたっけ。。。



っていうか部活は?



「キャプテンがまだ来ないんだよ。多分そろそろ来るハズだよ。」



とりあえず支度しなきゃならないのに。。。



「入りにくくても支度あるんですから、開けますよ?」







ガチャッ






あっち君達が開いたドアを見る。



「支度したいんで、話なら他でお願いします。」


大勢の部員が見ていた。
女だけが部室を出て行った。



「りんりんさすが!」


「すぐ準備して練習するぞー」



部員が着替えてる間は外に立ってた。



祐樹君もここにたくさんの思い出があるんだろな…




「凜さっきはありがとな。帰ってくれなくて参ってた。」


あっち君がシューズを履きながら言ってた。




「あっちゃんは中学ん時から女を泣かせてるよね。断るならハッキリ言った方がいいと思うよ。」




「そうだな。」




あっち君はグランドに走って行った。
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