空色のキモチ
家に着いた時、親は出かけていてあっち君が心配して部屋までついてきてくれた。


「凜の部屋も久しぶりだなー」



キョロキョロしてる。



「何か飲む?」
小さい冷蔵庫からお茶とオレンジジュースを出した。


「お茶でいいよ。ありがと。」


勢いよくゴクゴク飲む音。


「疲れてるのに私をおんぶしてくれてありがとう。あっちゃんに甘えないようにしなきゃって思ってたのに…ダメだね、私」



こんなんじゃ祐樹君は心配だよね。
いくら幼なじみでも。





「俺は別に気にしないよ。っていうかお前ちゃんと飯食ってんのか?めちゃめちゃ軽い。」






最近はしっかりと食べてない。夕飯準備までの体力も気力も残ってなかった。
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