空色のキモチ
6月。季節の変わり目。



毎年この時期は体調を悪くする。




微熱でも多少無理してバイトに行った。


体調の悪さを察した店長が早くあがらせてくれた。



おでこに手をあてて

「熱あるなぁー大丈夫か?家まで送った方がいいか?」




すでにポワーっとしてて頭が回らない。
だけど一人で帰る事にした。



自転車をこいでも足がフワフワした感じでなかなかスピードも出ない。



家に着いて熱を計ると39度もあって、すぐに薬を飲んで寝た。







夢に祐樹君が出てきた。





二人で手を繋いで幸せそうに歩く。





祐樹君の優しい笑顔。






だけどなんだかぼやけてよく見えない。







いつの間にか手も離れてる。




叫んでも祐樹君は前を歩いて振り向いてくれなかった。







目が覚めた時、夢だった事に安心したけど…




心は寂しさでいっぱいだった。
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