空色のキモチ
強引に抱きしめられキスされる。




乱暴なキス……



振りほどきたいのに力が入らない。。。





パンッ…………





部屋に頬を叩く音が響いた。




宮沢が我にかえる。




「宮沢なんか大っ嫌い!帰って!!」





一瞬悲しそうな顔になって

「俺は凜が好きだからキスしたかった…」



そう言って部屋を出て行った。








洗面所で顔を洗っていつも以上に歯を磨いた。


自分が汚れたような気持ちだった。





顔を拭きながら廊下に出ると、玄関に人影・・・





祐樹君に見えた。





錯覚だよね・・・






「今、外で宮沢に会ったよ…」






あっち君だった。
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