空色のキモチ
ソファに横になってボーっとする凜にココアを渡した。


甘い香りが部屋中に広がる。俺はソファの下に座る。



凜は熱のせいか頬が赤い。悲しそうな顔でココアを飲んでいた。





気になるくせに聞けない情けなさ…


せめて俺には何でも話してほしいよ。



我慢するなよ……





「あっちゃんが来てくれてよかった。」


「そっか。」




凜は辛くても寂しくても限界まで我慢してしまう。



そのせいで過呼吸の発作を起こしてる凜を何度も見た。
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